『女神の継承』(2021)のバンジョン・ピサンタナクーンが『心霊写真』(2004)のパークプム・ウォンプムと共に監督し2007年に発表した傑作ホラー。
２人は『フォービア／４つの恐怖』(2008)、『フォービア２／５つの恐怖』(2009)でもエピソード監督をしていて、ピサンタナクーン監督の『２』の最終話は本作の続編的パロディになっている。
主演はタイの人気歌手で女優としてはこれが16年ぶりの映画出演となった『ゴースト・フライト407便』(2012)のマーシャ・ワタナパーニット。
タイから韓国に移住し、恋人のウィーと幸せに暮らすピム。彼女にはかつて、結合双生児で分離手術後に死亡した双子の姉妹プロイがいた。母親が病気で倒れたという知らせを受けてタイに戻ったピムとウィーだったが、それ以来ピムの目に死んだプロイの姿が見えるようになる。精神科医はピムの症状は彼女の心の問題だと診察するが、彼女だけに見える心霊現象はしだいにエスカレートして、ピムを苦しめていく。分離手術の前、ピムとプロム姉妹はウィーと同じ病院に入院していて知り合い、ウィーはピムを愛するようになっていった過去があった。やがて、ピムを苦しめる心霊現象の原因が、分離手術前の過去にあることが明らかになっていく…。
★2007年スクリームフェスト・ホラー映画祭
監督賞
作品賞
編集賞
撮影賞
★2007年ファンタスティック・フェスト
審査員特別賞/女優賞(マーシャ・ワタナパーニット)
審査員特別賞/監督賞
★2007年トロント・アフターダーク映画祭
観客賞
★2007年ニューヨークシティー・ホラー映画祭
女優賞(マーシャ・ワタナパーニット)
★2008年フライトナイト映画祭
特別賞
★2008年スパンナホン賞
女優賞(マーシャ・ワタナパーニット)
歌曲賞(Suan Nueng Khong Chan)
