りゅうすけ

リベンジ・リストのりゅうすけのレビュー・感想・評価

リベンジ・リスト(2016年製作の映画)
3.0
この映画には2人の悲しい犠牲者が出ます。
1人目は妻役のレベッカ・デモーネイ、開始5分で出番は終る。
「私の出番はこれだけ!?」
「とても重要な役なんだよ、客の同情を目一杯引くために幸せそうに演技してね」
なんて会話があったかどうか知りませんが幸せの瞬間から理不尽な妻の死、序盤の掴みはOKでした。
2人目はジェナおばさん?こっちは悲惨でした。悪党が家に押し入り娘と孫を人質にしようとして娘が抵抗したためとばっちりで撃ち殺されました。もっと悲惨なのはその後の展開で誰も悲しむでもなく存在自体無かったような扱いだったことです。雑でしょ(笑)

トラボルタの過去は定番の元特殊工作員で殺し屋家業だった男という設定です。堅気な仕事に就いた矢先の出来事でした。復讐を誓った瞬間から水を得た魚になって悪を殺しまくります。相棒のマーシャルアーツも手際が良いし悪漢を返り討ちにして爽快です。しかし教会の懺悔は要らなかったですね。相棒との軽口を言いあうノリで「俺たちはこうしている方が自然だ」くらいに突っ走ってほしかった様に思います。
復讐劇でバンバン銃を撃ってハイ、おしまいって結末が多いですが、軽くならないためにも悪党には恐怖を味わった上で心の底からビビらせ、謝罪させた上で始末する演出が欲しいところです。
りゅうすけ

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