エアール

浮気のアリバイ作ります。のエアールのレビュー・感想・評価

浮気のアリバイ作ります。(2006年製作の映画)
3.6
思っていたより脚本が練られていて見応えあったので嬉しい発見でした。
特に終盤、全登場人物がパズルのピースように関連付けられ見事に収まっていくあたりは秀逸です。
レベッカ・ローミン、セルマ・ブレアあたりを起用してるのが個人的には嬉しいですね〜
それにちょい役ではあるもののジョン・レグイザモ。この手の役やらせたらやはりいいです。
人物の整理や話の展開から、
何も考えずに観てると置いていかれるので油断せず観ていかんと。


調査によると夫の浮気は4人の1人の割合
そして妻の10人に1人が浮気を…。
面白いのがそんな連中のほとんどがバレないと思っている


レイことスティーヴ・グーガン。
元詐欺師の彼は足を洗い、代わりにビジネスを起こしたーーエリオット・コンサルだ。仕事の内容は、危険なリスクから結婚生活を守るために虚構のリアリティを作り上げる、言うなれば浮気、不倫のアリバイ作りーー対象は夫でも妻でも。
ただし、犯罪の手伝いや復讐の道具はお断り。
そんなある日、レイの助手枠の面接にやってくるローラことレベッカ・ローミン。前職では損失分析から投資の是非を判断をしており、その手腕から管理職まで登り詰めたが、退屈を理由にあっさり辞めた。
ローラの鋭い洞察力に魅せられたレイは彼女を即採用とする。

レイ専属の上顧客 ロバート・ハッチ。
彼はホテルで妻に内緒で不貞を楽しんでいたが、ジャケットの内ポケットからホテルのマッチが見つかるというなんともしょうもない経緯で妻にバレて、レイにヘルプを求めてくる。
なんとかその場をおさめるレイとローラ。

ロバートにはせがれがおり来月結婚を控えているが父親が父親なら子も子。
息子も手癖が悪い。
ジェームズ・マースデン演じるウェンデルである。
後始末をレイに頼むロバート。
サンタバーバラとサンフランシスコ、
ウェンデルとレイは名前を入れ替えてレイはウェンデルとしてサンフランシスコに、
ウェンデルはレイとしてサンタバーバラで過ごす計画を立てる。

サンタバーバラでジェイミー・キング演じるヘザーとのハードプレイの最中に、レイ(ウェンデル)はヘザーを誤って窒息死させてしまう。
焦ったレイ(ウェンデル)はウェンデル(レイ)に電話し助けを求める。
なんとか対処するウェンデル(レイ)だがこれが引き金となり厄介なことに次々と巻き込まれていくことに。

後日、 息子 ウェンデルのヘマを父 ロバートに報告するウェンデル。
ロバートは金を積むから助けて欲しいとレイに頼むが、頑なに断るレイ。

その後、女性刑事のブライスことデビ・メイザーがヘザーの件でレイの会社にやってくる。

ザ・モルモン家に招待されるレイ。
彼はプロの殺し屋。
彼はレイに自分の足跡を消して欲しいと依頼するーー犯罪への関与を拒むレイだが、モルモンはヘザーの件でレイが関与しているのを知っていた。

ヘザーの彼氏 ハンニバルことジョン・レグイザモ。彼はロバート・ハッチのお抱え運転手でもある。

ロバート・ハッチがモルモンにレイの殺害を依頼。

そしてみながエルロイ・ホテルに集うのてあった。
・ロバート・ハッチとローラは手を組み、エルロイ・ホテルで待ち合わせ
・ザ・モルモンはビジネスで
・ウェンデル・ハッチは自分がサンタバーバラにいた件を知る宿主がエルロイ・ホテルにいることを突き止め…
・宿主のクランプはB&B雑誌の抽選で選ばれロスの豪華旅行にーー滞在先はエルロイ・ホテル
・ボブと名乗るやつから12本の赤いバラがモルモンの妻 アデルことセルマ・ブレアに贈られるが、そのことを知るモルモン。
・レイがアデルを誘惑ーーエルロイ・ホテルに部屋を取った、と。アデルはレイのことがはじめ見たときからずっと気になっていたのであった
・ヘザーの彼氏のハンニバルをマークしていたブライス刑事、彼がエルロイ・ホテルにいることが判明しホテルへ向かう。
・ロバートの自宅にはボブがアデル宛に書いた愛文が…、それを見た妻は
・そしてホテルに潜む謎の殺し屋


元相棒であり上司のジャック
過去にレイと組んだ仕事で大儲けしたがレイの取り分を持ち逃げし、以来足取り掴めず。
実はレイ自身がジャックでは?
ジャックを殺したのはレイでは?
ジャックをかくまっているのはレイでは?
いろいろと浮上する疑惑だが
結局ジャックは何者??
ってのがポイントですかね。

伏線がどう刈り取られていくのか、観れば観るほど面白いですね
エアール

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