成田007

チャップリンの悔悟の成田007のレビュー・感想・評価

チャップリンの悔悟(1916年製作の映画)
3.0
言葉がなくても伝わる楽しさと笑いの中にあるチャップリン流の人生の信念が見えてくる作品。今作は刑務所から釈放されたばかりの男(チャップリン)が主人公。しかし、釈放され、すぐにお金を盗まれてしまう。一文無しになったチャップリンに偶然、刑務所仲間だった男と出会い、金持ちの家に空き巣に入るというストーリー。

今作では犯罪者を演じているチャップリンであるが、悪者という感じではなく、そこはチャップリンらしさ満点のストーリーとギャグが見られる。泥棒チャップリンと警察官との掛け合いはこれでもかとかぶせネタがあって思わず笑ってしまう。

サイレントでもストーリーが理解出来るように作ってあるところがやっぱりチャップリンの凄さだと思います。モダン・タイムス、独裁者、黄金狂時代も名作だけれどチャップリンといえばサイレント。
成田007

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