このレビューはネタバレを含みます
ほぼ1幕もので、性交渉の羅列なのによくこれだけ見せ場作れるな。。大半の監督が性描写をアリバイ的にしか入れられなかったのに対して、ちゃんと向き合ってフェティシズムを発揮しているのが良い。
挿入時の艶声や、鞭打ちの絶叫に頼らず、コーラの噴き出しが絶頂というのもいい。性の見せ方に挑戦する池田の姿勢を買う。
「死霊の罠」のピンク版と思えば、1つ1つのギミックにネチネチ演出加えるのも良く分かる。
冒頭、主人公を追跡する車のナメからしてもう、こりゃヤル気だなと伝わり、「人魚伝説」ライクなラストの雷まで魅せ続ける。マジックミラーを割って主人公登場なんて、ホラーの手口と同じ。己の美学とポルノとうまく絡めてある。「女地獄 森は濡れた」を思いだしたが、こちらを推す。神代、小沼ばかりが目立つが、もっと評価されていいはず。
芋な主演もかなり頑張っている。