はる

フォックスキャッチャー事件の裏側のはるのレビュー・感想・評価

5.0
『フォックスキャッチャー』を観終わってから続けて観ました。
デイヴの家族や関係者などのインタビュー。当時のビデオや音声などを編集したドキュメンタリーです。
コレを観ると『フォックスキャッチャー』がどのように脚色されたかが分かるんですが、非常に良い改変ですね。実際の事件にはマークシュルツは出てきませんし、デイヴとジョンがどんな人だったかって事がより鮮明になりました。
ジョンという人は愛国心に溢れ、スポーツの発展を願う素晴らしい人物なんですよね。レスリングだけでなく、近代五種や水泳なんてのもやってますし。しかしながら、少しずつ正気を失っていってしまうんですよね。ここら辺は実話の方が怖かったですね。
思ったのはこの事件はふとすれば回避できた。だからこそデイヴの死は悔やみきれないですよね。ジョンに関してもとても悲しい人だと思いました。デイヴの娘さんがジョンに対して、憐れみの言葉を残していたのが印象に残りました。
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