もうすぐ配信が始まるNetflix版『三体』に備えてデレク・ツァンの過去作を予習。素晴らしい撮影に息を呑む傑作でした。
登場人物がやたらめったら泣く作品は基本的には好きじゃないんですが、本作の場合はその涙のあまりの美しさについ見惚れてしまいました。主演のチョウ・ドンユイは今回初めて観ましたがとてもパワフルで一度観たら忘れられない役者だと思いました。
イジメや貧困が題材で全編に渡って苦しく重たいシーンが続く中で時折観られる主演2人の笑顔が眩しく、壮絶なストーリーながら観終わった時は晴れやかな印象が残ります。これだけ美しい映像を撮る監督が『三体』に関わるとなれば益々期待は膨らみます！
