ナガタカエラ

ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリーのナガタカエラのレビュー・感想・評価

3.2
脚本が散らかってるわけではないのだが、スターウォーズとしては物足りない仕上がりの映画。
ストーリーとしては、ハンソロが生き別れた彼女と再会したところ、とてもいい女になっていたが中身もまるで変わっていた、という個人的に嫌いじゃない話運びなのだが、あれ、これスターウォーズでしたっけ?な雰囲気が続く。
原因は何かと考えると、やはりハンソロがハンソロ然としていないところに尽きるのではないだろうか。
旧シリーズのハンソロは粗野で嫌な奴、というイメージがあるが、本作の青年ハンソロはどうにも良い奴なのだ。全然悪くない。ヘラリと笑って人様の国のお姫様を口説いたりするのは想像できない。
とはいえ、大切な彼女にフラれて闇稼業で稼ぐこと数十年経つとあのハンソロが出来上がるのは想像に難くはないのだが(現に4でグリードを撃つ件への謎解きは劇中ある)、どうしてあのハンソロが出来上がるのか、そこにこそ物語的なカタルシスがあるわけで、そこを描き出してもらいたいと思う、が、次のスピンオフのネタだったりして。
とりあえず、エミリアクラークが超綺麗な一本。
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