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ネイビーシールズ:オペレーションZのhi1oakiのレビュー・感想・評価

2.7
ネイビーシールズ vs ゾンビ。
チームものとして肝心な隊員達それぞれの人物描写が無いまま本題にズンズン入って行く。こいつがリーダーでこいつが新入りね…くらい。なので、“あー、コイツこういう所でああいうことしでかしそう…”とか“コノ人ならそうするよね!”みたいなドキドキやワクワクが無い。群像劇(特にゾンビ映画)はそういうのちゃんとやらないと、単に人がやってるゲームの画面を見せられてる感じみたいになっちゃう。主要人物以外が、泣きやショックの為の“殺され(嚙まれ)要員”でしかないことがバレバレ。
あと中途半端な主観ショットはなんなんだろう? チームの装備としてのカメラ、取材のカメラ、防犯カメラ…すべて唐突に挟み込まれるんだけど、無くてもいいくらいの扱い。『REC/レック』や『ダイアリー・オブ・ザ・デッド』みたいにしたいという印象も特に受けない。
あと一番不可解なのが、圏外なのに繋がる携帯(声が小さくて英語がよく聞き取れないんだけど、字幕が“圏外”になってるだけなのかな?)。なんなんだあのシーン??
ゾンビ映画でも軍隊のミッションと掛け合わせたヤツは、お買い物シーン(無人の店舗で食料と武器を調達)が無いのが寂しい。
あと、ドアはちゃんと締めましょうね。
ゾンビモノとしても特殊部隊モノとしても“可もなく不可寄り”な作品かな。つまらないというほど駄作ではないんだけど、人に薦める部分も特に無い。要は数多ある粗製濫造ゾンビ映画のひとつということ。
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