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劇場版 仮面ライダーゴースト 100の眼魂とゴースト運命の瞬間のペンのレビュー・感想・評価

2.3
ライダー映画は、テレビシリーズを観ていない作品でも、必ず目を通すことにしている。

夏の劇場版の枠組みで言えば、歴代で断トツ最低の出来だ。

ウィザード、鎧武もそうだったが、訳のわからないパラレルワールドに迷い混むというパターンがもう飽きた。

ウィザードの「魔法の国」は必然的な舞台だったので良いが、今回の「英雄の村」はチープを通り越してお粗末。
役者といい、衣装といい、メイクといい、高校の文化祭の出し物レベルだ。

ストーリーは空っぽで、本編のほぼすべてが戦闘シーンの垂れ流し。
これは本作に限らず、近年のライダー映画の問題点でもある。

「電王」ではないが、最初から最後までクライマックスというのは、山場が続くということで、結局それは平坦なものでしかなく面白くないのだ。

「アギト」~「響鬼」あたりは単なるテレビドラマの劇場版ではなく映画として面白いものを創ろうという意気込みや志が感じられたのだが、近年の作品はどうにもルーチンワークにしか見えない。

本作は、特にそれが顕著であった。
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