公開前からアリータの目が大きいのが気になっていたが、観ているうちに自然と気にならなくなった。
それだけアリータが魅力的に描かれていたというのもあるし、目が大きいことで良い効果もあったと思う。
"目は口ほどに物を言う"という言葉にあるように、アリータの目から喜び・悲しみ・怒りなどがよく伝わってきた。
目だけでなく表情も素敵で、新しいものに出会った時の好奇心に満ちた顔も、敵と戦う時の戦士の顔も、全てが美しく、愛らしかった。
ストーリー自体もかなり面白かったが、何よりまず予想外にダークな世界観に驚いた。
機械の体をした人間、食うか食われるかの厳しい世界、天上の国を夢見る人々、それら全てが儚くも美しかった。
さらに、作中に登場するスピードスケートとバスケを融合したようなスポーツが面白そうだった。
生きるか死ぬかスリル満点で、エキサイティングで、自分もやってみたいと思わされた。
アリータのことも、作品の世界観も、圧倒的に好きになった。
正直、ここまで惹かれるとは思っていなかった。
続編がありそうなので、是非観たいと思う。
