暮色涼風

アリータ:バトル・エンジェルの暮色涼風のレビュー・感想・評価

3.5
首から上だけで、あとは五臓六腑四肢全てが取り替えられる設定を見かけると、心とは胸の中ではなく頭の中にあるのだなあと改めて思った。心臓の動きは、脳の反応が表に出ているに過ぎない。

強すぎるアリータにとって天敵となる魅力的な悪役が不在だった。

この人とこの人がこんなところで繋がっているというのが多いが意外性は弱く、黒幕のノヴァこそ、身近な存在の誰かが実はそうだったという脚色をした方が、後の葛藤に繋がると思った。

ロバート・ロドリゲスは個人で自分の趣味を前面に出した作品をやるか、タラちゃんと組んで製作して欲しい。

どこまでがCGか分からないほど実写の背景とも馴染んでいる技術は凄い。
暮色涼風

暮色涼風