きんぱち

アリータ:バトル・エンジェルのきんぱちのレビュー・感想・評価

3.2
日本の漫画が原作で、未来のSFで、主人公が超人的で。

三拍子そろった…まさにザ・ハリウッド。

おまけにキャストが豪華で、とりあえず悪者が気持ち悪いキャラで。そしてロボットが出まくる映画とくれば…

もはやオタクが大好きな要素が全部揃ってる感じでした。


西暦26世紀、没落戦争から300年後の地球。

空中都市ザレム(特権階級)、地上(貧困層)の格差社会。

ザレムからスクラップとして捨てられたサイボーグ少女を救った博士。

アリータと名付け育てるが、ふとしたきっかけで出会った青年に早速初恋。おまけに何故か彼女を狙う街の支配者が現れる。

窮地に陥った途端、突如発動する彼女の戦闘能力。

失われた記憶を探すために、危険なモーターボールレース、賞金稼ぎとの戦いに身を投じる。



何よりも映像がキレイ。戦闘シーンが鮮やか。主人公が強すぎてスカッとする。悪役がとりあえずイヤな奴らなので、やられた時のスカッと感が増し増し。

散々挑発した挙げ句、アリータにボロボロにやられるのもテッパンな展開。

原作を読まずに映画から見始めたので、どこまで忠実なのかわかりませんが、とにかくB級のドンぱち映画を観れるのが良いところ。

ストーリーは主人公が何故そこまで奮い立つのか、あまり詳しく描かれていないし、敵キャラもイマイチカリスマ性が薄い…すぐにやられる。

主人公と周辺の脇役たちの心のつながりも、そこまで深く感じられなかった。



そして、いかにも続編がありそうな終盤…



イヤ、続きがありそうにも、これで終わりそうにも見える。どちらとも取られる展開で、予防線を張った感じが、見え隠れするのがどうしても…

それほど深く考えずにストレスを発散するために気軽に観るにはイイ映画だと思います。
きんぱち

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