藍住

メイズ・ランナー:最期の迷宮の藍住のネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

シリーズ完結編!
ずっと待っていたので、どうなるか必要以上に緊張していたものの、一先ず完結して良かった。

この映画は、自分が選択した道が合っているのか、それとも間違っているのか分からなくても、選択したことに意味があると肯定してくれるところが良いと思った。
トーマスが無理だとわかっていても、できる限りの人間を救おうすることも、世界のために友達を犠牲にしてまで研究し続けたテレサのことも、ニュートが瀕死の状態でも友達とい続けて、最終的に自ら死を選ぶことも、全部がそうだ。
何かを選び取る前に考えるだけではなにも始まらない。
どんな結果になったとしても、考えて、選び取ることが大事なんだ。

シリーズの完結編にしてはとても良い出来で、また1作目と2作目を観直したくなった。
最近のヤングアダルト小説原作の映画はこういうカラーが流行りみたいだが、メイズ・ランナーはとても好きだった。
『ハンガー・ゲーム』とはまた違って良い。

ラストのニュートの手紙は泣かずにはいられない。
彼らは間違いなく友達で、友達だった彼らだからこそ、選び取れた未来があった。
トーマスのラストカット。
私はその美しさと寂しさを一生忘れないだろう。
彼らの行く末が少しでも光輝くものであれば良い。
藍住

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