賢太郎

メイズ・ランナー:最期の迷宮の賢太郎のレビュー・感想・評価

3.3
2019年はwonder、avangersIWの2作品を再鑑賞し、いよいよ初モノ(新作)として最初に鑑賞することになったのが本作。2を観てから久しく時間が過ぎていたので、冒頭少し配役と関係性がボンヤリしていましたが、次第に思い出していけました笑。

"迷宮"ことメイズを走る(←1だけだけどね!!)シリーズのフィナーレを飾る3作品目にあたる本作ですが、正直あまり期待していたような出来ではありませんでした。迫力という意味では都市部での激戦のシーンや、序盤の侵入シーンなどは非常に見応えがあり、これまでよりも一段と盛り上がります。それに反してストーリーがボコボコ。当然集大成となる本作だけに、話の本筋が大事になるにも関わらず、「何故コイツはこんなことをするんだ??」という疑問が次から次へと溢れてきて、渦巻き続けてしまいました。

トーマスは成長していないし、敵のジェイソンの暴走っぷりも突然過ぎてハテナマーク。あの人物が生きていたのも無理があり過ぎるし、何より暴徒が「都市は君たちのものだ!」と言われてからそのまま破壊し尽くす展開にも呆然。壁を壊す手段も余りにも短絡的だし、そもそもあんなに簡単に突破出来るなら絶対最初から試してみるべきだし…と書いたらキリが無さそう!笑

とは言えシリーズを通じてきただけにキャラクターには愛着も湧いているので、応援しながらドキドキを抱えて鑑賞は出来ると思います。特にラストのシーンは感動的なので2まで観ている人は思い切って借りてみて良いと思いますよ◎
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