このレビューはネタバレを含みます
第一に、前作を観てからの鑑賞をオススメする。観ていなくても問題はないが、なにしろ小ネタが非常に多いので楽しい。
監督のおかげでミュージカルとしては申し分ない。オープニングからしっかりと引き込まれる。しかも音楽コンサルタントがシャーマン兄弟の弟、加えて前作キャストもカメオ出演と、前作ファンの心をガッチリと掴んでくる。
明確な悪が存在しなかった前作と比べ、本作には悪役が登場するのでストーリーはドラマチック。の割にメッセージ性はなく、ラストは少し無理矢理な感じがした。(メリー・ポピンズの「ほぼ完璧」さを強調することでだいたいの心配は片付けられてしまう)
だが、エンターテイメントとしてはエミリー・ブラントの演技とミュージカルシーンの楽しさでカバーできている。
一本の映画として十分に楽しめるかどうかは、前作ファン、エミリーファン、ディズニー映画ファンの目線からは断言できないが、それらのいずれかに当てはまれば絶対に楽しめる。
