ロク

メリー・ポピンズ リターンズのロクのレビュー・感想・評価

3.9
前作から20年後の世界恐慌真っ只中のロンドンを舞台にお馴染みチェリー通り10番地に住む大人になったジェーンとマイケルのバンクス姉弟に巻き起こった災難を助けるため風に乗って空の彼方から再び“ほぼ完璧な魔法使い”メリー・ポピンズが現れる!!1964年版の良さを残しつつ現代的なアレンジを加えた大人も子供も楽しめる王道ディズニーミュージカル作品で傑作とまではいかないけれど普通に面白かったです。オープニングやエンディングの作り方やアニメと実写を融合させたミュージカルパート、ガス燈点灯人達が一斉に踊り出すシーンなど前作に対するリスペクトが感じられる場面も多いため可能であれば前作を鑑賞してから観に行くことをオススメします。ジュリー・アンドリュース版とはまた違った魅力が満載のエミリー・ブラント版のメリー・ポピンズも良かったけど個人的には珍しく悪役を演じていたコリン・ファースが良い味出してて良かったです。ただ、「チムチム・チェリー」や「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス」など幅広い世代に歌い継がれるような名曲が本作には無かったのと後半がやや駆け足気味になってしまったのは少し残念でしたね。
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