前作を予習してから今作を観賞。
前作はニコニコ笑っていることが多い印象だったけど、続編のメリーポピンズはツンツン度が増していて、子供たちに表では厳しく密かに優しいのは原作のメアリーポピンズにより近い気がした。
凧にのって足を外側にして空から優雅に降りてくるメリーポピンズの登場シーン。とても風変わりなのに身なりは頭から足の先までおしゃれに整えられている。鼻を上げてお澄まし顔。この風変わりでチャーミングな主人公が今度はどんな素敵な事を巻き起こしてくれるんだろうとワクワクする登場シーンだった。
前作を意識しているので昔のディズニー映画の雰囲気を今の技術で再現されているところもとても楽しかった。
アニメーションと合成しているシーンは昨今のいかにもリアルなCGアニメではなく素朴な昔ながらのキャラクターのアニメーションとメリーポピンズたちを自然に合成していてどこか懐かしく愛らしかった。前作のアニメの合成シーンがとても素敵だったのでその雰囲気をあまり壊していなくてよかった。
カーアクションはガチャガチャしていて世界観に合わなくて個人的にはあまり要らなかったけど。
メリーポピンズのへんてこりんで素敵な魔法に大喜びの子供たちと夢や童心を忘れた大人たちにもその魔法がかかって固執していたのはちっぽけなもので、大切なものはずっとそばにあるというディズニーならではのメッセージが込められいて前作同様ハッピーな気分にさせてくれてた。
昔のロンドンの曇り空や霧がかった景色や濡れたレンガ道、ラストシーンの桜町通りの桜がとても綺麗だったりメリーポピンズの舞台を映像として観れるのも含めてとても楽しめる映画だった。
