このレビューはネタバレを含みます
最後のどんでん返しには本当に驚かされた
ルースが死んだ後に実行→ゼブに気づかせてあげる存在がいなくなったから
ゼブに手紙を持たせたのは彼に自分の家族はナチに殺されたのだと刷り込むため→ゼブはマックスと同じだけの絶望を味わう
こんなに深い復讐があるだろうか
老いへの抗えなさや無常さを描く人生の締め括りの物語かと思えば、どれだけ時間が経とうとも許すことができない強い怒りの物語だった
ただこの復讐、物凄く割に合っていると言ったら変かもしれないが本質的に罪に見合う罰なのではと思った
ゼブの心は家族をナチに殺された被害者そのものであった一方、手を下した側であったという真実を知ったあとの心のぶつかり合いにはとても考えさせられた