キセキ あの日のソビトのnnnのネタバレレビュー・内容・結末

GReeeeN結成秘話を実写化。このGReeeeNというアーティスト、正に中学時代にどハマりし、1stアルバムを鬼リピートした後、2つのアルバムを購入。結局大学からはあまり聞かなくなったのだが、未だに好きな曲はちらほら。キセキや愛唄などのヒット曲は当時毎日鳴り響いていたものだ。

そんな青春時代のアーティストの結成秘話が映画化。出来映えはともかく純粋なる興味で見た。結論、歌は俳優の演技もあり、よく出来ていた。展開も兄のJINが苦悩の末、弟のデビューと楽曲キセキがもたらした奇跡を見に染みて感じるシーンなど胸熱だ。BGMに流れるグリーンボーイズの曲もよい。

だがしかし、何か物足りなさは感じる。GReeeeNの楽曲の軽さやポップさが何故出来たのかは理解したのだが、歯科医になるまでの苦悩や両立するための苦悩などが薄い。他メンバーも影が薄い気がする。キセキが売れるまでにも何枚かシングルは出してたはずだし、独特なMVをどうやって売り出したなどのプロモーション活動もほぼカット。よく昔から知ってるからこそ、やや物足りなさを感じる。

一言で言えば、脚本が粗いのだろう。JINのバンドに時間を割いた割には、あまり盛り上がらず。展開も単調。いらないシーンも多いし、ホントに真実なのか？っていう場面が多い。仮面集団を実写化してるのだから、もう少しリアリティを出さないといけなかったのでは。