Aya

トロールズのAyaのレビュー・感想・評価

トロールズ(2016年製作の映画)
3.8
最高!
サントラ即買い!
これは子供に見せておけば画面に集中してくれそうなので、その間に家事が捗るムービーですね!

「ガーディアンズ 伝説の勇者たち」から「カンフー・パンダ」や「ヒックとドラゴン」など有名作品ですら日本ではスクリーンで見れなくなって久しいドリームワークス。
今回も当然のようにソフトスルー。

カラフルな髪が垂直に逆立ったプラスチックの人形でおなじみのトロール。
北欧では妖精と呼ばれていますね。

そんなトロールたちの特徴は歌を歌う、ダンスを踊る、そしてハグが大好きでHappyに暮らしていた。
対してベルゲンという大きな生き物は歌も歌わないし、ダンスも踊らない。ハグももちろんせず、unHappyに暮らしていた。
そこで、ベルゲンはトロールを食べることでHappyになることを知り、トロールたちを捕えてオリに入れ、自分たちの街で育てながら食べていた。

しかし、ベルゲン国の王子いよいよ食べようとしたところ、トロールたちが逃げ出してしまった!
王子は国王である父親から絶対に永遠に幸せになれない、と告げられる。

それから10年。
トロールたちは別の場所で自分たちのコミュニティを作り、スクラップ作りの得意なポピー姫を中心にパーティーで楽しんでいたところをベルゲンに見つかり、仲間たちがさらわれてしまう。
ポピー姫と歌もダンスもハグも嫌いな一匹狼ブランチも巻き込んで2人で仲間たち助けに行くことに!!

3DCGのミュージカル映画。主役のポピー姫アナ・ケンドリック、ブランチをジャスティン・ティンバーレイク、ベルゲンの王子を我らがクリストファー・ミンツ・プラッセ、その王子に恋するメイド役をズーイ・でシャネル。
豪華ですね。

これはミュージカル映画なのですが、愉快なトロール達の日常や仲間を助けるポピーの旅、ベルゲンのブリジットの恋絡み、そしてお互いを深く理解するために、70年代から今年のアカデミー賞をご覧になった方ならご存知の通り、まさに2016までの新旧織り交ぜたベタすぎじゃない?といってもいいくらい場面場面にあった選曲が素晴らしい上、楽しい!!
そしてアナとジャスティンだからもうイイのは保証済み。
輸入盤BDにはシンガロングVer.も収録されていました。
(ちなみに地デジみたいにボタン押したらラメが吹き出したりするよ!)

最初は夢を見てばかりのポピー姫はいろんな目に合いながらも仲間を助けるため、希望を絶対捨てない。
常にポジティブ。歌とダンスとハグがあればHappyになれる!と信じる心でみんなを、ベルゲンすらも引っ張っていきます。
てかベルゲンてかわいそうで。

「トロールを食べないと幸せになれない」といった固定概念に囚われていて、ポピーとは別の意味で信じる心がマイナスに作用してしまっている。

そこに気づかせてくれるブルジットの存在がとても大切だと思いました。
少なくとも彼女はその胸に秘めた想いのおかげでunhappyではなかった。
そしてそれに花を咲かせる為に手伝ってくれる仲間ができた。

一方、ある過去から全てを否定して自ら人と距離をとり、絶望に浸ることで自身を保つブランチ。
彼が自分以外の誰かのために信条を変える、という所も必然で。
根が優しいから放ってはおけないんだよ。
今までHappyな状況の中に居すぎたから出番がなかったけどHappyでない状況が生まれた時に彼が力を発揮できる、というのもとても良くできている。

てか見ている間、この声をジャスティンがやってるの忘れてて「True Colors」が良すぎて号泣しながらこの人超歌うまい!だれ?!とか思ってて(笑)
ラストのアレであああ!!と目を覚ました次第であります。

クリスとズーイーという実写では絶対にくっつかないよなこの二人!的なキャスティングも良かった。

ハグブレスレットやハイファイブ野郎、スケート、ミラーボール、カラフルなウィッグなど小道具使いもとっても楽しい。

あのシェフと裏切り者のアイツへのお仕置きがさらっと描かれているのも子供向けでスッキリでした。
Aya

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