さうすぽー

アリー/ スター誕生のさうすぽーのレビュー・感想・評価

アリー/ スター誕生(2018年製作の映画)
4.5
自己満足点 84点→88点

(最後に追記があります。)
(一部書き直した所があります。)
音楽が大好きな自分がこの映画を観たことによって、様々な事を考えさせられました。

・何故スターはこれほどまでに人の心を揺さぶることが出来るのか
・何故スターは破滅的になるのか
・何故人は、それでもスターに憧れるのか

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ブラッドリー・クーパーが主演・監督して、レディー・ガガをヒロインに抜擢した音楽映画ですね。

原作の映画があって、それが30年代の映画というのがビックリです(笑)
そして、今回で4回目のリメイクというのも凄いですね(笑)

歌手に憧れているけど、自分に自身が無くてバーでひっそりと活動してる、レディー・ガガ演じるアリーがブラッドリー・クーパー演じるプロのバンドマンのジャクソンに出会うことで音楽業界に入り込む内容なんですが...

まず、レディー・ガガはとんでもなく歌が上手い!
予告編を観たときもそう感じてはいたのですが、やはり5.1サラウンドで歌を聴くと本当に圧倒されるし心が揺さぶられます。
ガガは女優では無いので観る前は演技面で不安はあったのですが、全然問題なかったです。
これはアリーのキャラクター自体がレディー・ガガをイメージしてるからだと思いました。

以前ガガはとある番組でこう述べていました。
「私もアリーのように自信が無いところがある。でもファンの目を見てると私は強くなれるの。」

まさしくアリーはレディー・ガガ本人なんだなということがわかりました。
だからこそ非常にリアルに感じるし、アリーのキャラクター性に深みが感じられます。

また、相手役のブラッドリー・クーパーも本当に素晴らしいです。
「アメリカン・スナイパー」での彼しか観てなかったのですが、この映画ではどうしようもない破滅的なスターを熱演していました。
歌も上手いし、本物のミュージシャンなのでは?と思ってしまいました!

そして二人が歌う曲も良いですし、二人で歌う所は本当に圧巻でした!
いやぁ、本当に度肝が抜かれました...!

後半は一転して、酒にも薬にも溺れるブラッドリー・クーパーがメインになって話がシリアスになっていきます。

実際のミュージシャンにも劇中のブラッドリー・クーパーのように破滅的な行動を起こしてしまう人は何人もいるので、非常にリアルだなと思ってしまいました。
「ボヘミアンラプソディ」のフレディもそうですね。

周りの事を振り回しながらも、それでもスターは憎めないし憧れるんですよね。アリーもだからこそ彼に最後まで離れなかったですし。
音楽業界について、スターの凄さについて本当に色々な事を考えさせられました。

ただ、二人の恋愛のシーンに関して言うと、少し臭い所も少なからずあるので正直そこに何度か鼻についてしまったのは否めないです。
もう少しイチャイチャするシーンを少なくしても良かったんじゃないかとは思います。

ですが、臭い所がありつつもやはり観た後に忘れられないのが、レディー・ガガとブラッドリー・クーパーの奇跡とも言える絶妙なハーモニー。
そして、二人のスターとしての生きざまや周りの人々の絆でした。
この映画はやはり、今年ベスト級の映画です!

「ボヘミアンラプソディ」も傑作でしたが、これはそれをも上回る映画でした!

(余談)
非常にどうでもいい話なのですが、
実は僕、レディー・ガガと誕生日が一緒なんです(笑)
この映画を観て、こんな素晴らしい歌手と誕生日が一緒だということがますます光栄に思いました!

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(追記)
今年の新作映画はこの映画で見納めになります。
気が付いたらレンタルと配信含めて76作品も観ていました(笑)
僕がこのFilmarksでレビューを投稿した当初はまだこんなに多くの映画を知らなかったですし興味を持っていませんでした。
何故これだけ多くの映画を観たのかと言いますと、一重に自分のフォロワーさん含めた映画好きの方と繋がる事が出来て、たくさんの映画を知ることになり、今まで以上に多くの映画に興味を持つことが出来たからです。
改めましてフォロワーの皆さん、
ありがとうございます!

来年もここまで多くの映画を観れるかは解りませんが、来年もまた宜しくお願いします!

2018年 ベスト2位