さうすぽー

マイティ・ソー バトルロイヤルのさうすぽーのレビュー・感想・評価

3.9
自己満足点 77点

これぞソー映画!
ソーはやっぱりシリアス路線よりもコメディ路線の方が性に合ってますね。

「マイティ・ソー」シリーズ3作目。
今作からコメディ監督のタイカ・ワイティティがメガホンを手掛けた本作。


何でソーはコメディの方が合ってると思うか。ソー自身が豪快で強すぎるからです。
演じるクリス・ヘムズワースも明るくてチャーミングな雰囲気なので、前作までのように変にシリアスな雰囲気だと違和感が強かったです。
でも今作からはどこかソーを小馬鹿にしたような描き方をしていて初めて観た当時は凄く新鮮でした。


コメディな作風ではあるものの、シリアスな部分はちゃんと緊張感を感じさせてくれます。
今作のヴィランはケイト・ブランシェット演じるソーの姉ヘラですが、本当に強い!
特にソーの愛用武器であるムジョルニアを秒で壊してしまう時の絶望感は半端なかったですね。
また、ラストで故郷を捨てる決意をする時の心境や台詞も良かったです。

また、ハルクや新しい仲間のヴァルキリー等、仲間を集めて戦いに挑む時のワクワク感もあったし、ソーの父親のやり取りも好きでした。


好きじゃない点を上げるとしたら、
ホーガン等の昔の仲間が一瞬しか登場しなくて呆気なく死んでしまう展開は正直ガッカリです。
あと、今まで存在感のあったロキに関しては前作よりはイマイチで、正直ハルクやヴァルキリーに比べると負けてた気がします。


ただ、悪い点を含めてもソーの映画としては一番好きだし面白い作品です。