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フリー・ファイヤーのmayuchiのレビュー・感想・評価

フリー・ファイヤー(2016年製作の映画)
3.3
【2017年99作目】

ほぼ最初から最後まで、倉庫内での撃ち合いの今作。
本編が始まる前に、監督からのメッセージが映し出されました。
人はそんなに簡単に銃で撃たれても死なないみたいな事が書かれてましたね(笑)
確かに他のアクション映画などを観ていると、結構簡単に死んでますもんね(^▽^;)
なので今作は、撃ちまくり撃たれまくりです(笑)

キャストは密かに豪華なわりに、上映期間は短かったみたいです。
私が観に行った時は、私を含め5人くらいたったかな?
あまり人気がなかったのでしょうか?
私はワンシチュエーションでの銃撃戦という事で、公開まえからすごく楽しみにしていたのですが・・・。

スタイリッシュさはなく、どちらかと言えば泥臭い。
ものすごくカッコ良く銃を撃つ訳でもない。
登場人物のスタイルもどこか垢抜けない。
そしてみんな、自分の事しか考えてなく、人の事などどーでもいい奴しかいない。

こういう世界観はわりと好みなんですけど、少し思っていたのとは違うかったような。
『レザボア・ドッグス』と比較されている今作ですが、比べてしまうとやはり落ちますね。

うどんと蕎麦、カレーライスとハヤシライス、ステーキとトンテキくらいの違いでしょうか?
些細な事だけど、実は大きな差がある。
そして片方がすごく好きなら、尚更違って見えてくるような・・・。
分かっていただけますかな?(^▽^;)

キャストですが、シャールト・コプリーが良かったですね!
訛りのキツい英語で、胡散臭さ抜群でした(笑)
それと『シング・ストリート 未来へのうた』のお兄ちゃん役ジャック・レイナーもなかなかのヤバイ奴で面白かったなぁ。

好き嫌いがハッキリ別れそうな作風です。
私が思うに、B級好きなら良いかもしれないですが、タランティーノ風味を求め過ぎると少し肩透かしをくらうかもです。
欲を言うと、もう少し捻りが欲しかったかな(´-ω-)
それがあれば、評価ももうちょっと上がったと思います。

でも、これだけ撃たれても「人は簡単には死なない」ってのはしっかり伝わりました(笑)
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