6日の夜から観始めた。
リアルなのかな、これは。ある程度は。かなり?
自分は、かおるぐらいの精神年齢から成長していないと思った。かおるの気持ちは、よくは わからないけれど、本当には愛されてないということに敏感だったのだろう。
必ずしも親からでなくてもいいのだろうけど、もらいたい、受け取りたい愛情って、もうこれでいいというものでない。きりがない。大人になる前にどうしても自分を受け容れてくれる大人、寄りかからせてくれる存在が必要で仕方なく、渇望していたからこそ、かおるは ああいう態度になってたのかと。
自分の家庭(実家)は、複雑な関係性は なかったし、今も結婚してそういう複雑さは ない家庭なので、わかるわかる、というのは嘘になるだろう。ただ、関係性はシンプルでも、一旦噛み合わないとなると家族だからこその拗れって本当に厄介。覚悟や諦めを付けられたのが、信。無関係から始まって、赤子の誕生をきっかけに初めて見せかけだけでない家庭の在り方に向き合ったんじゃないかな。
それにしても、倉庫作業が、やったことあるだけにみていてキツかった。あと出向も、他人事では、なかった。
エレベーターやら階段やら、人間が上がったり降りたり、同じ道筋を右往左往している様を表していたのか。繰り返される日常が有り難く幸せということか。
スカッとするような話では ないが、現実とは、こういうかんじのことなのかもしれない。だいぶ近いと思われる。