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ワンダー 君は太陽のRIOのレビュー・感想・評価

ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)
4.3
まあ泣いちゃうだろうなとは思っていたけど、見事に泣かせられました。
やはり自分からであれ他人からであれ、愛されて満たされている人には、また周りの人を魅了する不思議なパワーが溢れていますね。
自分も大切な人も、そうでありたいし、そうであって欲しい。

本作、先天性の病を持つ主人公・オギーの魅力が存分に描かれるのはもちろん、彼の家族だけではなく、周りの友人達にもスポットが当たるような構成が予想外で良かったなぁ。
彼ら目線のモノローグが語られるだけで、作中において引き立ての脇役ではなくなり、一気に感情輸入が出来てキャラクターが鮮やかに感じられます。
特に物分かりのよい姉・ヴィアのお話は、同じ長女として少し思うところがあり…。思わずグッと喉の奥がつかえてしまいました。

明日から、今より少しだけでも、自分にも人にも優しく生きてみようと思わせてくれる。
また、大切な人たちから気付かぬうちに貰う愛に、こっそり感謝したくなる温かな映画でした☀️
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