これは想定外だ。まさかの2日連続でチューバッカさんをスクリーンで観ることになるなんて。
。。。独り言です
映画としてはすごく良かったです。
良かったという表現が適切か悩ましいところ。
障害を題材にした作品に対する感想を文章にするのが苦手なので、レビューを書くかを悩んだものの、半ばライフワークになりつつあるfilmarksで鑑賞作品をスルーするのも何か違う。
「映画としてはすごく良かった」というのは、本作を「人の多様性」という点で観た感想です。
本作はフィクションではあるが、オギーのその後を考えてしまう。
高校生になって、いずれは大人になって世界が広がるたびに辛い思いもするだろうし、誰かを好きになって泣く事もあるだろうし。。。でもそれって誰でも経験する事なのか。
人それぞれで辛さの係数が違うだけ。
なんか違うな。
本作を観たあと何かずっと引っかかってる。
それはきっと「トリーチャー・コリンズ症候群」の映画として作られてるわけではないからなのかな。
あくまで症状を多様性の一つとして題材にしてるだけ。
以前「トリーチャー・コリンズ症候群」のドキュメンタリーを観たことがあるけど、考えられないくらい壮絶だった。
そのドキュメンタリーで彼ら、彼女ら、家族たちが置かれてる状況を想像すると涙が止まらなかった。
悲しくて泣いたんじゃない、恐くて泣いた。
心無い言葉や周りからの好奇な視線は自分だったら絶対に耐えられない、心が壊れてしまう。それを想像すると恐くて仕方なかった。
きっと私の心は汚くて弱い。
良い映画だったけど、どうしても現実の毒を気分を害さない程度に残した綺麗事に思えてしまう。
すごく前向きな映画だったけど、どことなく後味が悪く感じてしまうのは私の心の問題なのだろうか。