ひろ

ワンダー 君は太陽のひろのレビュー・感想・評価

ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)
4.7
人生初の彼女と付き合う前のデートで観た、自分にとって印象深い作品。
映画のキスシーンにドキドキしたり、映画の後どうするか考えて緊張したり、隣に好きな子がいるから泣けないと思いながらも涙は止まってくれなかったり…
後日レンタルで見返した時、色んな淡い思い出が蘇ってきた。
きっとこれからも何回か観ると思うが、その度にあの頃の気持ちを思い出すような、自分にとって大きな意味を持つ映画になった。

それはさておき(笑)
とても優しい気持ちになれる、素晴らしい作品だった。
何よりキャストと構成が良かったと思う。

〇キャスト
まずオギーが可愛すぎ!
危うくショタに目覚めそうになった(笑)

また、子供と一緒に楽しみ、夫として妻を支え、父として子供たちを導くという役割を担う男をオーウェン・ウィルソンが見事に演じていた。
かなりのハマり役。

そして個人的に最高だったと思うのがジュリア・ロバーツ。
優しい母であり、子供たちの問題に悩みながらも気丈に振る舞い、でも時に弱さを見せてしまうという、かなり表情の変化が多い役だったが、それを見事に演じていた。
ジュリア・ロバーツが母親役で良かった。

〇構成
主人公オギーの視点から始まり、姉や友達、さらにはイジメっ子の視点へと移っていくというのが映画としてはなんだか新鮮で、観ていて面白かった。
元が小説ということに納得した。

全員の視点を描くことで登場人物の心の動きに対する理解が深まったし、イジメっ子の視点まで描く優しさに感動した。


〇総括
ラストは少しうまくいき過ぎな部分もあるが、そこはまあ優しい世界ということで。
思い出補正を抜きにしても、本当に良い作品だったと思う。
Blu-ray購入を検討。
ひろ

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