今更ですが、やっと観る覚悟ができました。
ストーリーは想像した通りだったけれど、それでも涙と鼻水で顔が膨らむまで泣きました。でもそれが優しい涙だったというのが、なによりも嬉しかったです。
オギーはもちろん、彼の周りのひとりひとりのストーリーを紡いだ作品になっていて、オギーの苦しみは計り知れないけど、胸を痛めたり、悩んだり、傷つけられたりしているのはオギーだけじゃないという描き方がとても良かったです。
そして相手を知ることの大切さ、手を差し伸べることの大切さを学びました。「親切なことを」「人の内面を」どれも当たり前のことなのに忘れていました。
さりげない優しさと強さに触れて、何気ないシーンにも涙がこぼれ落ちます。
特にオギーの家族が素晴らしかったです。
厳しく優しくユーモアたっぶりで温かく、だからこそオギーもヴィアも笑顔になれていたんだと思います。
嬉しくて涙を浮かべる母親ジュリア・ロバーツがどの作品よりも美しく、ユーモアのセンスが抜群の父親オーウェン・ウィルソンがどの作品よりも魅力的。
彼は支えられて、これからもどんどん強くなっていくんだろうな。
宿命は変えられないけど、運命って変えられる!