いろんな意味でワンダーな人だらけだった。もちろん、主人公もだし、家族、友人、校長先生。そういう意味で主人公一辺倒にするのではなく、まわりの人たちもフォーカスしていくのが本当に良かった。またそれが短く簡潔にまとめられてるので。
この物語で唯一、哀れな人だなと思ってしまった人がいる。いじめっ子の両親である。金持ちで権力者なのかもしれないが考え方がすべて屈折してる。悲しすぎる過保護者。
それに引き換えオギーの両親は素晴らしい。この2家族だけでも『子は親の鏡』という言葉がいかにあてはまるかが分かる。
オギーが一番すごいし、ワンダーではあるが、私は健気で控えめで、たくさん我慢して、弟想いのお姉ちゃんに一番の称賛を送りたい。そして次には、まわりに同調されずに二番目に話しかけたサマーという女の子を称えたい。彼女がすべてのきっかけであったことは間違いないので。
最後の『人をよくみること』まったくもってその通りだと。当事者に目がいきがちな時、そのまわりにも目を向けないといけないことをあらためてこの映画で学んだ。
