かえるのエリー

ワンダー 君は太陽のかえるのエリーのレビュー・感想・評価

ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)
4.3
原作が本屋でオススメされていたので、前から興味はあったのだけど、どうも活字に腰が重いこと(苦笑)と、主人公の風貌が、小さい頃に見て怖く悲しい印象として残っている「エレファントマン」を思い出させ、映画化されたことは知りつつも鑑賞には至っていなかったが、アマゾンプライムで見放題リストに入っていたので、見てみることにした。

 この話は主人公オギーのことだけではなく、彼を取り巻く人々がそれぞれ悩みを抱え、成長していく様を描いている。オギーは困難が多い人生を送っているけど、それは決して特別なことではなく、誰にもあることなのだ、という意味で彼を特別視していないところがよかった。

 実際の世の中はいじめっ子のジュリアンやその親のような奴らも多くいるだろう。ふとしたことで自分もそちら側になってしまうかもしれない。でも、一人一人の気持ち・行動で世の中は素敵にできると、映画の中の善人に教えられた気がする。