♪ せつない男と女が
チョイト行きずりの“雨降らし”
Ah Woo 浮世は舞台 メケメケの世界
『カルトムービー本当に面白い日本映画』というムックで紹介されていた作品。そのムックを執筆された桂千穂さんとは相性が良いのか、高打率で面白い作品に出逢えたので(タグを作っていますので参考にしてみてください)本作もそれなりに期待して鑑賞したのですが…。
うーん。普通のピンク映画でした。
あ、いや、普通って言ってもですね。
そんなに僕はピンク映画を観ていないので、というか殆ど観ていないので、何が普通か分からないんですけども、自分の中で勝手に作り上げた“ピンク映画像”に近いというか何というか。うん。そういうことなんですよ。はい。
でもね。
確かに少しだけは笑いました。
特に長時間労働は(まさに労働としか言いようがないんですが…)おバカの極み。生産的なのか非生産的なのか。分からなくなるレベルです。
あと、オチも嫌いじゃあないですね。
色々と複雑な気持ちになる“苦み”もありながら、どこか突き抜けた明るさもあって、昭和後期の空気を凝縮したかのような味わいがあるのです…って、そんなに大仰なものではないですが。
まあ、そんなわけで。
「書く内容が無いよう」と言いたくなるピンク色のコメディ。そもそも、主人公が100人の男性から魚拓ならぬ××拓を取ろうとしている冒頭でお察しかと。
何の違和感もなくモザイク処理もありますしね。出来ることならば、友達何人かでワイワイとツッコみながら鑑賞するのが最も健康的だと思います。
ちなみにタイトルの“バック”とは。
駐車場で活躍するアレでも、後背位のことでもなく。お尻のアレのことですが…あ、いや、僕は好きじゃあないですよ。そういう趣味はありませんよ。信じてください。
最後に余談として。
助演の早川由美さんが誰かに似ているなあ、と思って調べてみたら、なんだか色々なアダルトサイトが引っ掛かったのは…あ、これも偶然です。わざとじゃあないんです。お願いです。信じてください。