もう新作が公開されているのに、新作を観に行く前に怒涛の如く鑑賞した前作3作品目。下準備完璧な割には、まだ最新作を観に行く時間がない状態です。
一度こじれた恋愛はなかなか元には戻らない。はたから見ていればもっとお互い素直になればいいのにと思っても、本人達はどんどん自分の描いていた未来から離れている。そんな2作目から、アラフォーになったブリジットはまだ独身。プレイボーイのダニエル(ヒュー・グランド)は事故で死亡。元彼のマークは他の女性と結婚していた。そんなブリジットも今やテレビ局の敏腕プロデューサーというから驚きだ。そんなに仕事出来る人だったかしら?と思っていたら、やっぱり色々やらかしている。でもそういうところも含めて可愛くて魅力的なブリジット・ジョーンズ。相変わらずの天然ぶり満載の3作目だった。
同僚のミランダと野外ロックフェスに出かけたブリジットは、そこで出会ったITサービスの経営者ジャック(パトリック・デンプシー)と出会う。その後友人の赤ちゃんの洗礼式で元彼マークと再会。勢いで関係を持ってしまったジャックとその後マークと再会して元の鞘に収まったブリジットだったが、さあ大変。妊娠がわかって一体どっちの子供?女医さんのドクターローリングス(エマ・トンプソン)を巻き込んで色々芝居をするが、結局は2人に正直に話す羽目になってしまう。普通だったら、どちらの男性も呆れて逃げ出してしまいそうなのに、50%の確率を信じてブリジットに寄り添うジャックとマークが優しくて羨ましい。ブリジットはやはり愛されキャラで放っておけないのよね。
無事出産後、マークの子供だとわかってめでたくゴールイン。マークと交際を始めた日から紆余曲折があり、10年もの月日が流れていた。やっと、ブリジットのウェディングドレス姿が見られて感無量だったけど、まだ続くの?
ブリジットが愛される理由がよくわかる。彼女は、完璧な女性ではないけれど自分に正直で一生懸命に生きている。たとえ30歳過ぎても、40歳過ぎても、パートナーがいなくても、女性の人生は捨てたもんじゃない。オスカー女優レネー・ゼルウィガーが全身で演じるブリジットは、前作よりだいぶ細身になっていたが、そのハチャメチャぶりも含めて全世界の悩める女性の希望の星なのだ。相変わらずコリン・ファースも素敵。甘いマスクでなくてもいい、口下手だっていい、不器用でもいい、そんなマークとブリジットは本当にお似合いだと思った。
ブリジット・ジョーンズに会いに行こう!この続きは劇場で。