このレビューはネタバレを含みます
強烈だよ。
「史実もの」「vsナチスもの」「レジスタンスもの」
歴史に詳しくない私でも、良くない想像がすぐに立つ。
こちらが全滅したとか、あちらの大将を暗殺したとか。
事はそう平易ではない。
レジスタンスの代償が大きすぎる。
5000人以上のチェコスロバキアの命。
作中には描写が無かったが、ウィキペディアの情報によれば、イギリス首相ウィンストン・チャーチルは、報復としてドイツの村三つの村を破壊することを提案するが、実行はされなかったとか。(参考:ウィキペディア/エンスラポイド作戦)
あまりに軽すぎる平民の命に、何をどう感じればいいのか。
正直なところ、解らなくなってしまった。
ただそれでも。
際の際まで前に立って戦い抜いた7人の戦士に、哀悼の意を捧げずにはいられません。
セピアに染まるプラハ。
朝靄にかすむ街並みの、かくも不変の美しさ。
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※映画的な魅力については、後日加筆予定です。