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RAW〜少女のめざめ〜のmahoのネタバレレビュー・内容・結末

RAW〜少女のめざめ〜(2016年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

メモ

母親は、自分に問題があるとわかっていながら、わかっていたからこそ、娘たちを目覚めさせないためにベジタリアンにすることで肉の味を覚えさせないようにしてた。目を背けさせるという解決法は確かに家族で暮らしてる時は有効だったけど、親元を離れてからは逆効果だった。爆発した。そして親にも誰にも言えないことになってしまった。母親と一緒に小さい頃から普通じゃないことを前提に別の解決策を講じていればこんなことにならなかったかもしれない。

てゆうかルームメイトのゲイの子は良い子だったのに不憫。スキーの棒の伏線もあちゃー感が増してて良かった。

ウサギの腎臓食べる時にベジタリアンかと聞かれた姉が「まさか」と答えたのは既に姉は目覚めてたから。

てかそもそも設定の学校が狂いすぎてた。
舞台がもっと普通でありそうな感じの中で徐々に目覚めていく方がより怖い気がするけどなあ。私だったらそう作るけどなあと思った。ブルーマインドの方がその点で言うと好きだったかなあ。

主役の女の子が本当に良い。
おどおどした内気な女の子、かと思ったら、後半のクラブのシーンとかセックスして自分の腕噛んだ後のシーンとかの表情が最高だった。

気分悪いけど私は好きな映画だな。
展開の見せ方がめちゃくちゃ面白い。ゲイの子の足食っちゃったよってシーンとかシーツ剥がした瞬間めちゃまじかー!ってなったもんね。

あと、お姉ちゃんが指切ってもあんまりその血とかに対して騒がないのとかは、あのシーンの時まだ目覚めてないし、獣医学生だからだろうなと思った。同じ獣医学生として。
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