RAW〜少女のめざめ〜のネタバレレビュー・内容・結末

RAW〜少女のめざめ〜2016年製作の映画)

Grave/RAW

上映日:2018年02月02日

製作国:

上映時間:98分

ジャンル:

3.8

あらすじ

16歳のジュスティーヌは厳格なベジタリアンの獣医一家に育ち、両親、姉と同じ獣医学校に入学。初めて親元を離れ、見知らぬ土地の大学寮で学生生活を送ることになった彼女は、新しい環境で不安に駆られる日々を過ごす。新入生通過儀礼として 生肉を食べることを強要されると、どうしても学校に馴染みたいという思いから家族のルールを破り、人生で初めて肉を口に する。その行為によってジュスティーヌの本性が露わになり、次…

16歳のジュスティーヌは厳格なベジタリアンの獣医一家に育ち、両親、姉と同じ獣医学校に入学。初めて親元を離れ、見知らぬ土地の大学寮で学生生活を送ることになった彼女は、新しい環境で不安に駆られる日々を過ごす。新入生通過儀礼として 生肉を食べることを強要されると、どうしても学校に馴染みたいという思いから家族のルールを破り、人生で初めて肉を口に する。その行為によってジュスティーヌの本性が露わになり、次第に変貌をとげていく。彼女が本当に求めるものとは..。

「RAW〜少女のめざめ〜」に投稿されたネタバレ・内容・結末

思春期の女性の変化をカニバリズムを通して描く問題作。ゾンビやバンパイアとは異なる肉に対する執着心は新しい。遺伝って怖いなぁとただ一言
カニバリズム映画だと聞いて見に行ったんですけど、やはりカニバリズム映画でした。
それと同時に少女が親の元を離れ、徐々に性や欲に対して目覚めていくっていう青春的な要素も有り。
そこをカニバリズムを通して見ていく映画なのかな?こういうのを青春ホラーというらしい。
海外では上映中に失神者が出たらしいんだけど、確かに千切れた指を頬張るシーンはちょっと見てて痛かったなぁ。
この映画、ジュスティーヌだけにスポットが当たらず、ジュスティーヌの家族にも話が及んでくるんだけど最後のオチはマジかよ…ってなった。
人によっちゃギャグに見えるらしいんだけど、私的には後を引く恐怖、って意味でよかった気がする。
私個人、フランス映画がめちゃくちゃ苦手でこれは勝手なイメージなんだけど、フランス映画って雰囲気が良かったら問題を片付けず終わったりするところないかな?あと全体通してのトーンが全部同じだとか。
今回のRAWもまさにそんな感じの終わり方やったんやけど、ホラーなだけあってぬるーく終わるんじゃなくて「えぇ?!」って感情を引きずったまま終われたのが救い。
しかし猟奇的なシーンで往年のホラー映画っぽいBGMが何度か挟まれたのは笑った。

この映画の個人的にすごく好きなところはオープンなところ。
美少女の脇毛や陰毛や放尿シーンが拝める。
ベッドにくるまって苦しむシーンは卵から雛が孵るようなメタファーなんだけど、このシーンはベッドの足側から女の子の綺麗で長い足とパンツに包まれたお尻が拝める!
主役の子が高橋一生に似てて、どこか無気力なのに芯がしっかりした眼差しが魅力的だった…!!
1時間半とそんなに長くない上映時間だけど目が離せない内容であっという間でした。RAW、面白かったです!
青春コメディとして観た。

もちろん少女から大人への通過儀礼、という意味合いもあるのだろうけど、そういうありきたりなメタファーを崩すためにホラー風味を出してるのかなあ。

ラストカットはほとんど笑いを取りに来てるような気がする。でもあんなもんだよね、実際、お父さんの存在なんて…。悲しいけど、これ家族なのよね。
美意識!
連れ立ちション、噛みつきファイト、シャワールーム、そして硝子越しの姉妹。少女から大人への変遷が美しい。
ラストにお父さんの顔を見て、あれ?と思ったらやはりだった。
主人公の名前、
なぜか思い出せないが、
素晴らしい演技と存在感

不感症的処女が、
獰猛な本能に目覚める瞬間に、感動

ゲイのルームメイトも、
お姉ちゃんも、
保健の先生も、
いじわるな先生も、
トラック運転手も、
入れ歯のおじいちゃんも、
なかなか気が利いてる

ルックもよいし、
とにかく姉妹で立ちションが素晴らしい
設定も脚本も演出も終わり方も、
なにより終わり方、お見事
私はずっと「???」の顔してた。リアルな、ぐいーーーっ、ぶちぃっ。いる?それ。やだ。こわい。
女性の秘めた欲望をこのうえなく洗練されたかたちで描き直したのがソフィア・コッポラ監督の『ビガイルド 欲望のめざめ』だとしたら、この『RAW 少女のめざめ』はホラー映画というジャンルを借りて、それを極端に振り切ったかたちで描き出した作品だろう。

16歳のヒロインは厳格なヴェジタリアンの家庭から、郊外の獣医科大学の寮に入る。すでに一歳上の姉が在学中のその大学は両親の母校でもあり、新入生は血糊を全身に浴びせられたり、ウサギの生の腎臓を食べさせられたりという〝洗礼〟を受けるのが伝統になっている。そこで彼女は人肉食に目覚めることになる・・・・・・。

文字通りの「肉食女子」。パンフレットの町山智浩のレビューによると、これが長編第1作であるジュリア・デュクルノー監督はさるインタビューで「(この映画における)人食いはもちろんセックスの象徴です」と明言しているそうな。

観客はヒロインに自ずとアイデンティファイし、観客席で身を強張らせながら、彼女の脱皮−−生まれて初めての肉食のためか、彼女の身体は強烈なアレルギー反応を起こし、皮膚が剥ける−−や処女喪失への曲折を見つめることになる。

新入生をこれでもかと痛めつける上級生の振る舞いは、エセの権威を振りかざすこの社会の不条理な抑圧のメタファーだ。

一方、パンキッシュな姉は、神童と呼ばれるほど優等生であるヒロインの「ダーク・シャドウ」であり、姉妹は「本当に心から愛し合っているのです」と監督が語っている通り、否応なしという意味でも暴力的な姉の妹への関わり方は、憎しみが愛と深くもつれ合っていることを示している。

ヒロインがゲイであるルームメイトと、なにかと連むことでなにがしかの関係を築き、遂にはセックスに及んだにもかかわらず、彼がヒロインに対して誠実な態度を貫かなかったが故に、代わって姉が彼を食い殺すのである。

ラスト、母親がヴェジタリアンの仮面の下に人肉食の性癖を隠し通してきたことが明らかになる。しかし、そのように取り澄ますことはもはやヒロインの世代には不可能になっているのだ。

セックスが食うか食われるかの男女間の争闘であるとしたら、赤頭巾ちゃんはいつまでも狼に食われっぱなしではいないという暗示もあろう。

映画は象徴を駆使するメディアだけれども、かくも酷い形式でしか描けないほどに、若い女性の映画作家たちはその反抗心を研ぎ澄ましている。
公開劇場が限られてるからレンタルなる前に映画館で観れて良かった。
トロント国際映画祭で失神者続出した映画ということもあり観る前からどきどき。


ベジタリアンの少女が獣医学校の新入生歓迎会の通過儀礼で生肉食べたことから、内側から変貌していく様子が描かれている。

とりあえず終始笑っていた隣の席の男の人が怖かった笑
すっごい笑ってた。確かに笑いたくなるシーンも多いけどもしかして君も…。ってなった笑

ジュスティーヌ演じた女優さんの演技がとにかく凄いと思った。
姉さんの指を食べるあのシーン。
''食べてはいけない。でも食べたい。だめだ。でも食べたい。''の葛藤と食べた時の''やばい美味しい''みたいな表情。衝撃的だけどなんか表情の凄さに圧倒した。

物語の途中でアレルギー反応により全身に湿疹みたいなのが出来てジュスティーヌが掻きむしるシーンがあるんだけど、無意識に皮膚がボロボロになるまで掻くように肉を食べたい欲求も無意識にどんどん強くなっていくのが表れているのが分かる。

この映画は「赤色」が軸に描かれている。
動物の血、人間の血、生肉、口紅、食堂、たくさんの赤色が出てくる。赤も薄い赤色からどす黒い赤まで色々な赤色が出てきます。赤の効果として怒り・食欲増進・エネルギー・女性・争い・禁止などがありました。ジュスティーヌの気持ちに近づけさせる視覚的効果はすごいなと思った。

彼女のルームメイトがきっかけで、彼女の中で本能と理性が激しくぶつかり合うのがとても印象的でした。
割とどうしよう系だったしホラー勢からすると本作中に於ける「カニバリズム」はいびつなピースを補完するものでしかないような気がした。

獣医学部に入学したジュスティーヌは厳格なベジタリアン家庭で育った。入寮したその日行われた「洗礼」で彼女はウサギの肝臓を拝領する。それ以降彼女はひと目を気にしつつ肉を貪り食うようになるのだが、という物語。
教会に於いてワインは父の血で聖体は父の肉だ。馬の血を浴びせられた新入生はウサギの肝臓を上級生に拝領され、晴れて医学部のフレッシュマンとなる。いじめの受難に耐えたある日、その日が突然来る。だがその最中に到来するのが「肉」の誘惑だ。家族への後ろめたさとフードポルノ的なエロティシズム、それに肉欲とはよく言ったもので性欲が絡み合い織りなす感情。愛しいものへの反逆と愛しいものとの融合が本作での食人の位置づけなのかもしれない。ホモセクシャルのルームメイトへの叶わぬ恋と愛のない性交が彼女を終焉へと駆り立てたのか。

こういうの大好きだし考察とかたくさんできるんだけど、本作ははっきり言って微妙。ルームメイトをゲイにしたのもなんだかな。同性愛という禁忌を犯す者で冒頭から肉欲に溺れる者でありしかし主人公を受け入れる者でもあり、あ、最終的に終末に食われて主人公姉妹に拝領されるから彼が聖体でキリストなのか?あれ?でもなんか自己中だし、あ、ジーザスも食いたい時にザクロ実ってなくて枯れろとかキレてたからそんなもんか。一応カニバリズム必要ですねうん。でもこのどうしよう感は女性監督と聞くとあ、うん。って妙に納得。オネーチャンの懐深すぎるだしカーチャンもやべえしトーチャンが一番心が広いけどこんな奴らと一緒にいるから一番狂ってる説。

食人習慣って葬送儀礼であって故人の力を取り込みその血肉を食べることで一体化するっていうやつだからある意味それっぽくはあったですね。でもなんか最後のトーチャンで一気に安っぽくなった。カマキリかよっていう。
もうやってないかなと思いましたが、ギリギリ滑り込みセーフって感じでみました。

グロイ!と沢山レビューにかかれていたのでどんだけグロいんだと思って観たらグロイシーンと言ったらお姉ちゃんの指を食べるシーンと、あと最後くらいでした。
あとは主人公の一風変わった青春の成長物語でした。

最後の終わり方がショッキングであり、かなり印象に残ります!

鮮やかな色彩を観たいのなら是非映画館へ!!! 小さな映画館などならまだやっているはずです。
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