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RAW〜少女のめざめ〜のromioのレビュー・感想・評価

RAW〜少女のめざめ〜(2016年製作の映画)
3.5
ここ最近でもっとも見たかった作品!
見る前から、想像が膨らみまくって膨らみまくって、そしてその想像の遥か上をこの作品はいきました。

まず、見る前に注意なのが、この作品がかなりエグい作品だということ。
食前、食中、食後、どれも注意です。
これ見ながら、ポップコーンましてやホットドッグなんてマジやばい!
食欲が全て失せました。

ぼくのエリ的な雰囲気漂う、少女の話かななんて思っていたわけなんですが。
めちゃエグ。しかもそれが一方向からだけでなく全方位から攻めてくるので、もう正直開始5分で自分はギブでした。
何度も劇場を後にしようかと思いましたが、耳と目を塞ぎつつ、これはキツイなと思いながら鑑賞、途中マジもう無理なシーンがいくつも。気失うかと思いました。
周りはというと、けっこう普通に見ていたので、俺が苦手すぎるからかもしれませんが。
恐るべしフランス作品!

そして最初はスコア1にしようと思って見ていたんですが、全表現がトゲットゲなこの映画がどう着地していくのか、どんなメッセージ性があるのか気になり、途中からはガン見。
いろいろな要素が散りばめられている作品だけに本当にどう話が転ぶか分からず、少女の目覚めの中での作品を引き締める緊張感がたまりません。

なるべくネタバレはしたくないので、それはコメントにて。
少女が大人に系のただの映画ではない。処女のメタファーとかそんなのには飽き飽き。
そんなあなたは是非劇場に!
終わり方も含め満足度は高いです。
ただ少しでもエグいの苦手な方にはおすすめしません。
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