ダメ人間でダメ親の義父フランクと母シンディ。愛想を尽かした息子はその現実をドキュメンタリーとして撮影する。かつてそこそこ成功を収めたバンドマンのフランク、親権を失い息子を育てられなかったシンディ。２人の大人の後悔と懺悔は、こうなりたくない…と耳が痛いところ。撮影する中で、息子GJも中途半端な自分に向き合っていく。これが実話でバンドも実在、エンドクレジットで見るご本人たちとオリヴァー・プラット＆レネ・ルッソ、ジョニー・シモンズが似てる！とはいえ、劇映画として観ると家族の再生や再結成ライヴはありがちだ。演じる俳優陣は良いのだけど、ドキュメンタリーのままで良かったんじゃ？という気が。
