SPNminaco

Supercell(原題)のSPNminacoのレビュー・感想・評価

Supercell(原題)(2023年製作の映画)
-
次世代の継承ということで、『ゴーストバスターズ/アフターライフ』と似た作り。あちらのレガシーはECTO-1とプロトンパック、こちらは竜巻追跡カーと観測装置か……と、『ツイスター』30年後の続編だと思って観てたのに違った(続編『Twisters』はこれから公開)。えっ、単に便乗作かよ!
亡き父の後ろ姿を追う息子と叔父、それを追う母とGF。追いかけっこは竜巻だけでなく、家族と家業の失われた時間にしてあるんだが、ただセンチメンタルな家族ドラマで脚本がよくない。顔を出さないビル(故ビル・プルマン風だから紛らわしい!)の回想シーンとか必要なかった。それに結局、竜巻ってより嵐?せっかく大地と空を配置したワイドスクリーンなのに、肝心のチェイスが人間同士なのでこじんまり。
しかし、この90年代回顧っぽいキャスティングはなんだろう。アン・ヘッシュ、アレック・ボールドウィン、久々観るスキート・ウーリッチ!…って、奇しくもアンさん遺作だしボールドウィンはあんなことがあったしで、複雑な気分に。
SPNminaco

SPNminaco