Hayama

バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3のHayamaのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

(2018.8再鑑賞)

人間の未来は全て白紙

前作からシームレスに続く本作、
舞台を一気に19世紀にまで移す。
それはまさにあの時計台竣工の時、
二人の記念撮影はもはや
往年の映画史において名ワンカットとして君臨、
この2人と時計台のご縁が生んだ、
この物語を象徴する。

いつの時代においても
ビフ一族とマクフライ一族は騒動を起こし
この因縁が起こす厄介事ももはや
世間に知られる周知の事実である。
一騎打ちにおいても
銃に手をかけなかったマーティ、
安易に人を殺めることを
良しとしない本作の作風は
賞賛に値すると思う。
そして短気な性格も矯正され、
これはまたタイムトラベルを通して得た、
彼の成長のひとつである。

しかし、、
本作はドクの物語であった。
それは、科学者として優秀だが
どこか剽軽な彼が、
恋を通して新たな成長へと結びつける物語である。

自身の都合で過去を書き換えないこと、
未来を知りすぎないこと
今を生きる我々の当然の生き方へ
整然とオチをつける本作、
本作嫌いなど聞いたことがない所以、
誰もが納得出来る素晴らしい落とし所。
そしてデロリアンは見事に破壊さる。

そしてドクとクララその子供たちは
一体どこへ、いや、いつへ旅立ったのか。

見たいけど見たくない、
やはり我々にとっても安易に知ることは良くない。
ここで終わって正解だと思う本シリーズ。

堂々の名作、オールタイム・ベスト。



クリントイーストウッドは西部一の腰抜け
Hayama

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