たつなみ

KARATE KILL/カラテ・キルのたつなみのレビュー・感想・評価

KARATE KILL/カラテ・キル(2016年製作の映画)
4.0
このポスターと予告編に心を奪われ、前作『女体銃』を予習して鑑賞。
期待通り、ケレン味たっぷりのオープニングに始まり、ラストまであっという間の89分だった!

『一撃必殺』の空手を駆使し、剣や銃を使う敵に素手で挑むという設定に胸が熱くなる!
主役であるハヤテのアクションはスゴさを通り越して美しさを感じるほど。
長回しの格闘シーンはとにかく楽しく、マーシャルアーツ映画への深い愛情を感じた。
私は格闘技素人だけど、格闘技好きの方も納得する作りなのではないだろうか?

前作と同じく、マンガのようなご都合主義的な展開とか、どっかで見たような敵キャラとか、そんなくだらない事にいちいち突っ込んではいけない。
光武蔵人監督が『カッコいい!』と感じるシーンの一つ一つに『カッコいい…!』と共感することがこの作品の楽しみ方。

前作で強烈なインパクトを残した鎌田規昭は今回も登場。
チンケな役ながらヤケにカッコいい!
亜紗美姐さんはリンダ・ハミルトンばりのショットガン撃ちで大活躍!
ハヤテだけじゃない。
この2人も最高すぎる!

本作を劇場で観られる地域に住んでいる方(特に男性)に敢えて言いたい。
ハーレイ・クインのケツを追っかける前に、『カラテ・キル』を観るべし!!