ぬま

ぼくと魔法の言葉たちのぬまのネタバレレビュー・内容・結末

ぼくと魔法の言葉たち(2016年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

サスカインド家の次男、オーウェンは
自閉症により2歳の頃言葉を失い
何も言葉を発しなくなってしまう。

しかしある時、
家族でディズニー映画
「リトル・マーメイド」を見ていた際
オーウェンが発した言葉が
リトル・マーメイドに登場する
キャラクターの台詞であることに
気付いた家族に
希望の光が見えるが、その後また
オーウェンは
言葉を発しなくなってしまう。

しばらく時が経ち
オーウェンの兄、ウォルトの誕生日。
ふと両親の傍に寄ってきた
オーウェンは正しい文法で
「お兄ちゃんは子供でいたい
モーグリやピーターパンだ」と話す。

突然の言葉に両親共に感動し
声を失うが
オーウェンはそのまま
自分の部屋に行きディズニーの本を
読み始める。

父、ロンがオーウェンの部屋に
転がっていたパペットを手に取り
動かしながら
オーウェンに話しかけると
それに答えオーウェンは
パペットとお喋りをはじめた。

ディズニーのアニメ映画を通して
世界を理解しようとするオーウェンと
その家族がどうやって
生きてきたか、生きていくのかを
語っていくドキュメンタリー。


---------✁︎ キリトリ線 ✁︎--------


○好きなところ
・家族の誰も、オーウェンを否定
しないところ。
・大学を卒業するオーウェンに
「お前のこれからが楽しみだよ」
と声をかけるウォルト。
・オーウェンの話す言葉が
ディズニー映画の台詞であることに
気付いた家族みんなで
映画の言葉を使いながら会話した
というエピソード。
・オーウェンに出来ることを
模索しながら寄り添っていく姿勢、
もし両親が亡くなったときは
弟の面倒は俺がみる覚悟は出来ている
というウォルト。
・途中に挟まれるアニメーションが
すごいよき。

○あんまり好きじゃないところ
・ディズニー映画では
プリンセスとヒーローは結ばれて
生涯の愛を誓い合うのに
現実の世界では
永遠の愛を誓い合うカップルでも
感情の縺れで別れてしまったりする
ことを、オーウェンが
受け止めなければいけない
ところ。
ぬま

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