カナコ

聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディアのカナコのレビュー・感想・評価

4.2
「哀れなるものたち」を観たのと、最近読んだインタビュー記事で好きなホラー作家がこの映画に影響を受けたと言っていたこともあって観てみましたが、前情報で聞いていた通りとても胸糞映画でした(褒めてる)

この不条理さが胸糞映画たらしめている訳ですね、と思って観ていたけど、冷静に考えるとそこまで不条理でもないのかも?と思いはじめ。バリーコーガンは最初に奪われた側で、彼には等価交換を申し出る権利があるよな、とか思ったりした。ただそのやり口がどうにも無慈悲というか、「どういう仕組みでそうなってる?」て感じ。

何よりも子供達があまりに”お利口さん”すぎるというか、聞き分けが良すぎるのも気持ち悪い。私なら泣き叫ぶレベルなのに、冷静に受け止めすぎてる。教育の賜物なのか?
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