きよこ

ナラタージュのきよこのレビュー・感想・評価

ナラタージュ(2017年製作の映画)
4.0
あなたと一緒では苦しすぎる。
でもあなた無しでは生きていけない。
 「隣の女」

壊れるくらい、あなたが好きでした。
 「ナラタージュ」


恋をすることは鉛のように重い。ましてや好きがわかってからは、話すのも苦しくなる。自分の気持ちが一方的であったとしたら…地獄に堕ちた気分。でも、認めなくないから厄介。


好きな人が、自分の好きな人の話をする。他の女の話をする。聴くだけで辛い。誰を観ているのか、知りたいけど知りたくないから。
それでも一緒にいるのは、好きで好きで仕方なくて惚れてしまっているから。狂おしくて壊れるくらい。

救われない恋ばかり。

でも、人は自分を観てくれてる人を利用してしまうから。人の感情につけこんで、愛を語ろうとしてしまう。ただの欲望を満たすだけなのに。。。


劇中の坂口くん演じる小野くんに感情移入して少し泣けてしまった。かなり束縛男なのに、悲しくて哀しくて可愛そうだった。まだ、愛ではなかった。
独りよがりの恋。それに甘える泉。泉に甘える優柔不断な葉山先生。


靴、懐中時計、雨…。。。


一方通行の恋の果てには…
美しい朝日と希望がありました(#^.^#)




わたしには、あなたでした。
         「ナラタージュ」



行定勲監督は情景が美しく、詩的。やや長丁場だったが、時間はあっという間(笑)
坂口くんが結構いい体つきでした(^^ゞ
松潤は抑えた演技がまずまず。
架純ちゃんってさ、顔が丸いと思うのは私だけ?(もち、親近感はある…丸顔万歳🙌)
きよこ

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