殺人事件の容疑者に仕立て上げられた国際弁護士。罠に嵌められた事で逃亡を図り、警察からの追跡を受けるも、彼の罪に疑問を感じた刑事が手を組み真相を突き止めようとするサスペンスアクション。
うーん。全くつまらない訳では無いけれど、全体的にとにかく雑。ストーリーの持って行き方も無理矢理だし、突っ込んだら負けですが危機の乗り切り方など有り得ない状況の連発。
そして脇のキャストの演技が酷い。ジョン・ウーが日本語分からんからか知らんけど、台詞適当な棒読みレベルの人多すぎません？桜庭ななみも可愛いけど肝心の演技は全然。それがとにかく引っ掛かって引っ掛かって。
そして注目ポイントであるはずのジョン・ウー節のアクション。本当に本人が監督したのか？と思いたくなるほど違和感ありあり。彼じゃなくて彼の真似してる三流監督の作品見てるような気になりました。
無理矢理な鳩出し。殺し屋たちの雑極まりない攻撃。単純に派手なだけで「フェイス/オフ」や「男たちの挽歌」のようなセンスも感じられない。終盤なんかゾンビかターミネーターみたいなヤケクソになってたし。笑
個人的に楽しめたところは舞台となった大阪。関西在住なので見覚えのある場所が沢山あったのは良かったところ。ただ上本町駅でのシーン、この駅ほぼ全ての電車が停まるはずなのに、線路に飛び降りたチャン・ハンユーが通過する電車に轢かれそうになるのは違和感ありました。これも突っ込んじゃダメかもしれませんが。笑
この映画で一番頑張っていたのは福山雅治。あれだけ投げたり投げられたり、飛んだり飛ばされたり、銃ぶっ放しまくりでよくアクションしていたと思います。演技は多少クサさがありましたが、ここまでやる姿は素直に良かったと思います。
