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22年目の告白 私が殺人犯ですのbutatymのネタバレレビュー・内容・結末

3.6

このレビューはネタバレを含みます

暗いな〜。
22年前に起きた殺人事件の犯人という男が著書を発表し、メディア出演。時効が成立しているため顔出しもして登場。殺人方法はみな絞殺で、被害者に対してその目撃者を作りその目撃者を生かすというものであった。主人公である刑事もその目撃者の1人。自分のアパートで自身が殺されそうになった場面で代わりに先輩刑事が殺されてそれの目撃者となったのだった。またそのアパートにいたはずの妹もその時から行方不明になっていた。他にも生きた目撃者は多数存在しておりそれぞれの犯人への怒りは強い。今だに被害者への思いを抱えて生きてきていた。そんな時、自分が本物の犯人だというコンタクトがメディアにあり、刑事の妹の殺害動画を証拠として持参していた。実際は、ネットで何でも屋を請け負っていた男が犯人として代わりに登場しただけであったがそれがきっかけに今まで犯人だと名乗っていた男が、刑事の妹の婚約者であったことが分かる。刑事や他の目撃者の医師協力のもと、顔や正体を変えて本物の犯人を誘き寄せるためにしていたことだった。ここで、真犯人に繋がるものがなくなったかのように思われたが…刑事は殺害日が1日ズレていたことを見つけ、婚約者は真犯人が今まで事件をずっと追ってきていたメディアの司会者だったことを発見する。婚約者は真犯人を殺そうとするも、殺害日が1日ズレたことで翌日法改定した時効を無効にする法案適応となったことや真犯人を殺そうとしている姿が婚約者を殺そうとしている犯人の姿とダブり殺人を思いとどまったのであった。
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