AMY

サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~のAMYのネタバレレビュー・内容・結末

2.5

このレビューはネタバレを含みます

音の演出はどれも良かった
人工内耳を入れている友人が身近にいるから音の聞こえ方の説明を受けたことはあるけど、それを音で体感できるような演出だった


支援施設のスタンス、最後まで腑に落ちない部分があったな

たしかにRubenとLouは共依存だなと思ったけど…
それと難聴は関係ないし、難聴はアルコールやドラッグ依存とは違って依存症じゃないわけだし

もちろん、完全に聴力が元に戻るわけじゃないって現実を受け入れなきゃいけないのはそうだけど…
手術をすることは悪ではないわけなんだから、手術にかかる費用や原因次第では対処が違うこと、手術をしたとしても元の聴力には戻らないことなんかは説明した上で、難聴者のコミュニティがあって支援されていると説明すればいいんじゃないかなと
携帯や車の鍵を取り上げることは違うような気がした

ちゃんと説明がなくて、とにかく受け入れろ、自分と向き合えみたいな感じだから、余計に自分でなんとかしなきゃと手術を急いでしまったように思えた

あとは、入所直後のサポートが薄すぎるようにも思えた
突然難聴になったわけで、そりゃ手話もわからないし、どう振る舞ったらいいかわからないのに、誰もあまり説明やサポートをしない
余計に孤独感と不安感を煽る気がした




パリで、今夜パーティーなのだとLouの父親とLouがやたら言うから、Louに婚約者いるパターンかと思った

お金ないのにどうやってフランスまで行ったんだという細かいことが気になってしまった…

自分がいることでLouを困らせてしまうと気がついて身を引いたところ、最後のシーンは良かったな


主人公を演じたRiz Ahmedは、“Nightcrawler”の時に雇われたバイト役みたいだった人か
あと、“Venom”のやばい施設長みたいなやつ

Louは“Thoroughbreds”の子ね!
AMY

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