FREDDY

マグダラのマリアのFREDDYのネタバレレビュー・内容・結末

マグダラのマリア(2018年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

新約聖書に登場する聖女マグダラのマリアをルーニー・マーラが演じ、イエス・キリストをホアキン・フェニックスが演じた伝記ドラマ作品ということで。まず触れたいのはやはり、マグダラのマリアを演じたルーニー・マーラの抜群の演技力と圧倒的な存在感ですね。彼女の演技には魅了されっぱなしで終始目が離せずにいましたし、清く透き通った、品のある印象とは対照的に、内に秘めた"熱"を真っ直ぐに伝えようとする眼差しには思わず何度も吸い込まれてしまい、改めて彼女の魅力に気づかされました。イエス・キリストを演じたホアキン・フェニックスやペトロを演じたキウェテル・イジョフォーも目に残るものがありましたし、他のキャスト陣も好印象でした。そして、新約聖書中の福音書に登場する、イエスに従った女性、マグダラのマリアを軸に描かれる物語は、ある程度の予備知識しか持たぬままでの視聴だったのだがとても面白くて最後まで楽しめましたし、様々な解釈があるマグダラのマリアだが、人を選ぶものではあるが、ガース・デイヴィス監督が描いた人物像は個人的には好きですね。本作から学べるものがあり観る価値はありましたし、宗教と深い繋がりを持つ作品なのでオススメは難しいかもしれないが、決して悪くはない。気軽に観るくらいが丁度良い作品といったところでしょうか。
FREDDY

FREDDY