マッシモ

妖怪百物語のマッシモのレビュー・感想・評価

妖怪百物語(1968年製作の映画)
3.0
百物語を語るだけの時代劇と思いきや。
ちゃんと人情噺が挟まる時代劇。

【キャスト】
(良人浪人枠)
大木安太郎:藤巻潤

(潰される長屋の人たち)
おきく:高田美和
太吉:平泉征
お仙:坪内ミキ子

(悪代官枠)
但馬屋利右衛門:神田隆
新吉:ルーキー新一
堀田豊前守:五味龍太郎

(怪談語る人)
初代林家正蔵:八代目林家正蔵

【ストーリー】
(Wiki完コピ)
豪商・但馬屋利右衛門は寺社奉行の堀田豊前守や町内の権力者を抱き込んで、貧しいながらもつましく暮らしている人々の住む長屋を無理やり取り壊し、岡場所を作って利益を上げようと目論んだ。そして、余興として豊前守らを招いて、百物語の会を催す。これは、百話の怪談をひとつ語り終る度に百本の灯りを一つずつ消していくもので、最後の灯りが消えたとき、妖怪が出ると言われていた。そのため、百物語の終りには必ず、憑き物落しの呪い(まじない)を行う作法になっていた。

【総評】
ホラーではない…。要素はある。けどこれは人情噺や…。いやホラーブーム起こしたたと書いてあったから勘違いしたが、あくまで百物語は要素であって本筋は長屋を地上げしている但馬屋と堀田豊前守を懲らしめる話である。ガチホラー一本でGOの出る時代ではなかったんでしょうね。そう思って温かい目で最後まで見ました。

【あとがき】
からかさ小僧がとってもユーモラスで可愛らしい(笑)
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