映画祭プログラムに入っていたので、事前情報無しで長尺に身構えつつも鑑賞。
懐かしの大河群像的ベタな作りながらも、深い歴史評価も組み込みつつ、およそ3時間最後までしっかり楽しませてくれました。
しかも炭鉱と売春宿と下宿先という限られた舞台でこれだけしっかりと見られるのは、監督の力量なのかなと思いました。
”ここ”ってところでかかる感動的BGMが80年代風の画の割に結構現代的(最低、YMOを過ぎたくらいの音楽)だなと思っていたら、以外にも92年制だったんですね。納得。そして演出的には全く外してないのもすごかった。
台湾の田舎の丘で風に揺れる草花の美しさが、物語の物悲しさをより一層引き立てていて印象にとても残りました。